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絵本「クリスマスおめでとう」のあらすじや随想

 この絵本について―幼児さんをハッピーにする
                クリスマスものがたり―

作:ひぐちみちこ

出版社:こぐま社

出版年月日:1997年発行

出版社による対象年齢:3歳から5歳ごろまで

定価:1,430円(本体1,300円)

 はじめに

   この絵本は、イエス・キリストの誕生をめぐるクリスマスものがたりが、幼い子どもた
   
   ちにも楽しめるように表現されています。



   場面ごとのシンプルで愛らしい貼り絵!文章と絵がピタリと一致している安心感も、魅

   力です。



   

 あらすじと随想

   さて、とおい昔、まっくらな夜空に大きな星が光った晩のこと、かわいい天使が現われ

   て言いました。



   「みんながまっていた うれしいことが おこりました。みにいきましょう」と。



   この時、読者は「みんなが まっていた うれしいことって なに?」と思いますが、

   同時に、絵本でも、その疑問が文章化されているので、まるで絵本と対話しているよう

   なテンポの良さと、ワクワク感があるのです。



   そのうえ、前ページの最後の言葉が次ページにつながっていくので、子どもたちの集中

   力が途切れません。



   ところで、みんなが待っていたうれしいこととは、イエスさまのおたんじょうでした。



   大きな星に導かれて、天使やひつじたちが、イエスさまの生まれた馬小屋まで行って

   みると、そこには、お母さんのマリアさまに抱かれた、かわいい赤ちゃんイエスさまが

   すやすやと眠っていたのです。



   子どもたちは、「イエスさまって、いったいだれ?なぜこの赤ちゃんの誕生がみんなに

   待たれていたの?なぜそんなにうれしいの?」と思うでしょうが、この絵本では、わか

   りやすい言葉で、その理由が語られます。



   イエスさまを見ていると、だれもがしあわせでいっぱいになり、イエスさまのことをだ

   れかに知らせたくてたまらない気持になりました。



   そこで、みんなは、夜明けとともに、イエスさま誕生のうれしい知らせを、家族や友だ

   ちに伝えに行くのです。



   その伝え方の何と真摯でやさしいこと!このうれしい知らせが広がっていく場面のあ

   たたかさは、まさに絵本だからこそ可能な絵と文のコラボです。



   やがてそれがクリスマスのお祝いへとつながっていきます。



 おわりに

   聖書を基にした多くのクリスマスものがたりは、抽象的な部分もあり、イエス・キリス

   トの誕生がなぜそんなにうれしいのか、幼児さんには今ひとつ理解できない場合もある

   ようです。



   しかし、この絵本は、赤ちゃんイエスさまが、だれの心にも喜びとしあわせをもたらす

   ということを、わかりやすい表現で幼い子どもたちに伝えます。



   クリスマスの神髄を伝え、子どもたちの心をハッピーにできる数少ない絵本の一冊と思

   います。



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